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コンクリートプラント

コンクリート製造のメイン装置であるコンクリートプラントでは、大気汚染防止法や振動規制法、水質汚濁防止法など環境問題を意識しています。この記事では、コンクリートプラントの排水処理の特徴や処理方法についてまとめました。

コンクリートプラント排水の特徴

コンクリートプラントの排水はセメントの主成分である水酸化カルシウムによりアルカリ性が高い特徴があります。そのため、河川や土壌に流出して動植物などに影響を及ぼさないよう、水質汚濁防止法に基づいてpHを5.8~8.6いかに中和しなければいけません。

コンクリートプラントの排水処理は、環境保護、効率的なリソースの観点から重要な役割を担っているのです。

コンクリートプラント排水の効果的な処理方法とは?

コンクリートプラント排水は環境規制を守りつつコストを削減して行わなければいけません。また、排水をリサイクルして外部に排出しないことが望ましいので、再利用可能な形にすることも大切です。

固液分離

凝集液とスラッジをミキサーでかき混ぜ、水と汚泥に分離します。

pH調整

排水を中和します。pH調整方法としては硫酸や円債、炭酸ガスを投入して攪拌するのが一般的です。少量の場合はその都度中和処理を行いますが、工場ではpH自動制御方式が採用されているケースが多くなっています。

微細粒子や油分の除去

セメント粒子、砂利、砂などの微細粒子や油分を凝集、沈降させるなどして除去します。

水の再利用

処理した水は水質基準を満たしていれば再利用することができ、環境問題に配慮するだけでなくコスト削減効果も期待できます。

コンクリートプラントの排水問題に関して

コンクリートプラントの排水はアルカリ性であり、環境汚染を引き起こす恐れがあります。水質汚濁防止法に違反して企業イメージが低下してしまうリスクもあるでしょう。

古い排水処理施設は運転コストが高く、運営効率を低下させてしまいます。効率よく排水を処理できるよう、対策を行うことも大切です。

コンクリートプラントの排水処理の事例

コンクリートプラント用排水処理設備

洗車シュートから直接バイプロスクリーンへ投入することでスムーズに砂利を回収できる砂利回収設備やスラッジ水に含まれる微細な砂を分離する微砂サイクロン、正確なスラッジ固形分率演算を行うためのマイクロ波式濃度計などのシステムを搭載しました。

強アルカリ排水を自動的に連続で中和するpH中和装置があり、ユニット化されているため据付工事費が節約できました。現場から現場への移動も簡単です。

参照元:株式会社北川鉄工所(https://prod.kiw.co.jp/kkplant/mizu/911.html)

コンクリート工場の中和処理

沈殿槽だけで中和設備がなかった工場に対し、沈殿槽の上澄みを中和して放流できるフローにしました。強アルカリとなっている沈殿槽から上澄みだけを吸うようにポンプを設置し、中和して役所からの指摘に対応しました。

参照元:株式会社イプロス(https://www.ipros.jp/product/detail/2000763875/)

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