ここでは、排水処理設備(プラント)に関する基礎知識や用語を紹介しています。それぞれの用語の意味や役割をまとめましたので、参考にしてみてください。
排水処理設備は、汚れた水を浄化して排出するための設備です。以下のような機械や装置で構成されています。
曝気槽は、水処理施設において水中の汚濁物質を沈殿させるための沈殿槽(タンク)です。エアレーションタンクとも呼ばれ、槽内に空気を吹き込むことで微生物の働きを活性化し、生物化学的処理によって汚水を浄化します。
浄化槽は、家庭用排水(汚水・し尿等)を浄化して安全に放流するための設備(タンク)です。微生物が汚濁物質を分解する働きを活用した、生物化学的処理によって浄化・排水を行います。身近な排水処理施設の代表格です。
膜ろ過装置とは、微細な孔が空いた膜に水を通すことで、水と汚物を分離して浄化する装置です。孔のサイズによって、MF膜(精密ろ過膜)、UF膜(限外ろ過膜)、NF膜(ナノろ過膜)、RO膜(逆侵透膜)などの種類があります。
撹拌機は、性質の異なる複数の物質を混ぜ合わせるために使用する機器です。排水処理施設では、槽底への汚泥の堆積を防ぐために用いられます。原理は、モーターに撹拌棒を取り付けて、モーターの回転によって攪拌させる仕組みです。
計測器は、適切な排水処理を行うための必要なデータを取得するために用いる各種計測器の総称です。取得するデータによって、PH計やORP計、MLSS計、濁度系、色度系、残留塩素計、溶存酸素計など多様な種類があります。
排水処理には複数の方法があります。ここでは、活性汚泥法、膜分離活性汚泥法(MBR)、生物的脱窒、凝集沈殿、活性炭の5つを取り上げます。
活性汚泥法は、曝気槽内に空気を送り込んで微生物を活性化し、生物処理によって排水を分解・浄化する方法です。この方法により、槽内は上層の浄水と下層のフロック(汚泥のかたまり)に分離され、上層の浄水は設備内から放流できます。
膜分離活性汚泥法は、沈殿槽の代わりに精密ろ過膜と呼ばれる「膜」を用いて排水分離を行う、比較的新しく経済的な排水処理方法です。沈殿槽を設置する必要がなくなるため、施設規模をコンパクトにおさめることができます。
生物的脱窒は、生物化学的処理法の一つです。好気性微生物と通性嫌気性微生物を組み合わせて分解します。通常の活性汚泥処理だけでは除去できない、畜産排水に含まれる窒素を分解除去する際に有効です。
凝集沈殿は、凝集剤を用いて微粒子を大きくしてから槽内に沈殿させる方法です。凝集剤を使用しない場合と比べて、沈殿速度を大幅にアップさせることができ、汚染物質の分解と浄化工程を効率よく進めることができます。
活性炭とは、石炭や木材などの炭素物質に化学的な処理を施して吸着性を高めた物質です。排水処理法の一つであり、凝集のみで除去できない溶存有機物質を排除するために用いられています。微細な空孔をもつ多孔質の物質です。
BODは、水1リットルあたり何mgの酸素が必要になるかを表した数値です。「生物化学的酸素要求量」と呼ばれています。汚水を生物処理する際、微生物が有機物を分解するために使用した酸素の量を調べるときに使われています。
CODは、薬品を使って排水処理を行う際に消費される酸素量をあらわした数値です。「化学的酸素要求量」と呼ばれています。一般的には海や湖における汚濁状況、水処理施設では排水の汚れの程度(水質検査)を調べるために用いられています。
省スペースで処理能力をアップ(増強・増設)できる排水処理施設の設計会社を排水の種類(有機系排水・無機系排水)別にご紹介します。どんな工夫で省スペースでの設計を叶えているのか、ぜひ参考にしてください。
主に食品工場や化学工場から出る炭水化物・タンパク質・脂質などの成分を含む排水
主にガラス製造業、半導体工場などから出る重金属などを含む排水
【選定条件】
2023年11月8日時点、Google検索で「排水処理 施設 設計」と検索して表示される全29社のうち、工場排水に対応していることが確認できるのは19社でした。
そのうち、以下理由で2社を選定しています。
・バチルテクノコーポレーション(有機系排水)…有機系排水への対応が確認できる17社のうち、増設時の「設置スペース不足」課題へ対応する省スペースの排水処理設備を取り扱っているのは2社でした。加えて、新たな設置スペースが不要な設備を取り扱っていることから、より有機系排水処理施設の増設(増強)をしたい企業のニーズにマッチすると判断。
・オルガノ(無機系排水)…無機系排水への対応が確認できる6社のうち、唯一、増設時の「設置スペース不足」課題へ対応する省スペースの排水処理設備を取り扱っているため、無機系排水処理施設の増強(増設)をしたい企業のニーズにマッチすると判断。
日々のトラブルへの対応や部品交換など、設備建設後のメンテナンスを含めて長く付き合っていける信頼のある設計会社を排水の種類(有機系排水・無機系排水)別にご紹介します。排水処理業務のパートナーとなる会社選びへ、ぜひ参考にしてください。
主に食品工場や化学工場から出る、炭水化物・タンパク質・脂質などの成分を含む排水
主にガラス製造業、半導体工場などから出る重金属などを含む排水
【選定条件】
2023年11月8日時点、Google検索で「排水処理 施設 設計」と検索して表示される全29社のうち、工場排水に対応していることが確認できるのは19社でした。
そのうち、以下理由で2社を選定しています。
・森永エンジニアリング(有機系排水)…有機系排水への対応が確認できる13社のうち最も、納入実績が1,500件と多く、信頼性のある企業として選出。
・クボタ(無機系排水)… 無機系排水への対応が確認できる6社のうち最も、創業年数が133年と長く、信頼性のある企業として選出。
※1参照元:森永エンジニアリング公式(https://www.morieng.co.jp/strengths/)2024年1月22日時点