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汚泥(産業廃棄物)の量に困っている

排水処理の過程で残ってしまう余剰汚泥は、できるだけ削減することが望ましいです。余剰汚泥が増えると環境に大きな影響をおよぼす可能性があります。ここでは、汚泥(産業廃棄物)/余剰汚泥の概要や削減するメリット、削減する方法についてまとめました。

目次

余剰汚泥とは

余剰汚泥とは、排水処理工程の中で生じる汚泥です。活性汚泥とは異なりそのまま活用できないため、排水処理を通じて排出したのち、産業廃棄物として脱水・焼却して処分することになります。余剰汚泥は産業廃棄物の代表格であり、日本国内の産業廃棄物の実に2~3割程度を占めているのが余剰汚泥(※)です。

余剰汚泥が増えることは環境破壊につながるリスクがあるため、できるだけ削減することが望ましいといえます。削減することによって以下のようなメリットが得られます。

※参照元:建設・設備求人データベース(https://plant.ten-navi.com/dictionary/cat07/4731/

汚泥を減らすことによるメリット

排水処理設備の処理能力を高めることで、余剰汚泥の量を減らすことができれば、コストメリットにつながります。そもそも、余剰汚泥は有料で処分しなければならない廃棄物であるため、減量化すればその分のコスト削減が可能です。

また、余剰汚泥の削減には、環境破壊を防止することや、排水処理に関する業務を効率化できるメリットもあります。余剰汚泥の量が減れば減るほど、余剰汚泥を廃棄物として処理する工程を短縮化できます。

汚泥を削減するには

余剰汚泥を削減するための一般的な方法には、大型の機器を投入したり、水槽を増設したりするものがあります。これらは大規模な工事を伴う方法であり、余剰汚泥を削減できる一方、コスト負担は大きくなる可能性が高いです。

一方、余剰汚泥を減容化(削減)する技術は進歩しており、既存の水槽容量のまま、設備に機器や部材を導入するだけで能力増強を実現し、省エネ・低コストで余剰汚泥を削減できる方法も登場しています。そのため余剰汚泥の削減に取り組む際は、汚泥処理の技術に関する最新動向をチェックすることが大切です。

まとめ:汚泥量に課題がある場合はプラントメーカーに相談

排水処理における余剰汚泥はすべて産業廃棄物として処分されるため、汚泥量が増えると、処分費用も上がって財政がひっ迫するリスクがあります。逆に汚泥量を減容化(削減)することでコスト負担を低減できるため、余剰汚泥の削減は重要な課題の一つとして取り組むのがおすすめです。

一方、汚泥量が余りにも多い場合は、設備の処理能力が適性でないことが原因かもしれません。設備の処理能力に問題がある場合は、増設や改築工事も検討したほうがよいでしょう。

増強・新設別に注目ポイントを紹介排水処理施設の設計会社の選び方
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