排水処理の過程で残ってしまう余剰汚泥は、できるだけ削減することが望ましいです。余剰汚泥が増えると環境に大きな影響をおよぼす可能性があります。ここでは、汚泥(産業廃棄物)/余剰汚泥の概要や削減するメリット、削減する方法についてまとめました。
余剰汚泥とは、排水処理工程の中で生じる汚泥です。活性汚泥とは異なりそのまま活用できないため、排水処理を通じて排出したのち、産業廃棄物として脱水・焼却して処分することになります。余剰汚泥は産業廃棄物の代表格であり、日本国内の産業廃棄物の実に2~3割程度を占めているのが余剰汚泥(※)です。
余剰汚泥が増えることは環境破壊につながるリスクがあるため、できるだけ削減することが望ましいといえます。削減することによって以下のようなメリットが得られます。
排水処理設備の処理能力を高めることで、余剰汚泥の量を減らすことができれば、コストメリットにつながります。そもそも、余剰汚泥は有料で処分しなければならない廃棄物であるため、減量化すればその分のコスト削減が可能です。
また、余剰汚泥の削減には、環境破壊を防止することや、排水処理に関する業務を効率化できるメリットもあります。余剰汚泥の量が減れば減るほど、余剰汚泥を廃棄物として処理する工程を短縮化できます。
余剰汚泥を削減するための一般的な方法には、大型の機器を投入したり、水槽を増設したりするものがあります。これらは大規模な工事を伴う方法であり、余剰汚泥を削減できる一方、コスト負担は大きくなる可能性が高いです。
一方、余剰汚泥を減容化(削減)する技術は進歩しており、既存の水槽容量のまま、設備に機器や部材を導入するだけで能力増強を実現し、省エネ・低コストで余剰汚泥を削減できる方法も登場しています。そのため余剰汚泥の削減に取り組む際は、汚泥処理の技術に関する最新動向をチェックすることが大切です。
排水処理における余剰汚泥はすべて産業廃棄物として処分されるため、汚泥量が増えると、処分費用も上がって財政がひっ迫するリスクがあります。逆に汚泥量を減容化(削減)することでコスト負担を低減できるため、余剰汚泥の削減は重要な課題の一つとして取り組むのがおすすめです。
一方、汚泥量が余りにも多い場合は、設備の処理能力が適性でないことが原因かもしれません。設備の処理能力に問題がある場合は、増設や改築工事も検討したほうがよいでしょう。
省スペースで処理能力をアップ(増強・増設)できる排水処理施設の設計会社を排水の種類(有機系排水・無機系排水)別にご紹介します。どんな工夫で省スペースでの設計を叶えているのか、ぜひ参考にしてください。
主に食品工場や化学工場から出る炭水化物・タンパク質・脂質などの成分を含む排水
主にガラス製造業、半導体工場などから出る重金属などを含む排水
【選定条件】
2023年11月8日時点、Google検索で「排水処理 施設 設計」と検索して表示される全29社のうち、工場排水に対応していることが確認できるのは19社でした。
そのうち、以下理由で2社を選定しています。
・バチルテクノコーポレーション(有機系排水)…有機系排水への対応が確認できる17社のうち、増設時の「設置スペース不足」課題へ対応する省スペースの排水処理設備を取り扱っているのは2社でした。加えて、新たな設置スペースが不要な設備を取り扱っていることから、より有機系排水処理施設の増設(増強)をしたい企業のニーズにマッチすると判断。
・オルガノ(無機系排水)…無機系排水への対応が確認できる6社のうち、唯一、増設時の「設置スペース不足」課題へ対応する省スペースの排水処理設備を取り扱っているため、無機系排水処理施設の増強(増設)をしたい企業のニーズにマッチすると判断。
日々のトラブルへの対応や部品交換など、設備建設後のメンテナンスを含めて長く付き合っていける信頼のある設計会社を排水の種類(有機系排水・無機系排水)別にご紹介します。排水処理業務のパートナーとなる会社選びへ、ぜひ参考にしてください。
主に食品工場や化学工場から出る、炭水化物・タンパク質・脂質などの成分を含む排水
主にガラス製造業、半導体工場などから出る重金属などを含む排水
【選定条件】
2023年11月8日時点、Google検索で「排水処理 施設 設計」と検索して表示される全29社のうち、工場排水に対応していることが確認できるのは19社でした。
そのうち、以下理由で2社を選定しています。
・森永エンジニアリング(有機系排水)…有機系排水への対応が確認できる13社のうち最も、納入実績が1,500件と多く、信頼性のある企業として選出。
・クボタ(無機系排水)… 無機系排水への対応が確認できる6社のうち最も、創業年数が133年と長く、信頼性のある企業として選出。
※1参照元:森永エンジニアリング公式(https://www.morieng.co.jp/strengths/)2024年1月22日時点