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活性炭について

こちらの記事では、「活性炭とは?」「活性炭ろ過槽とは?」という点について解説しています。どのような特徴があるのか、また活性炭が持つメリットなどもまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

活性炭とは

「活性炭」とは、多くの人が耳にしたことがある名前でしょう。この活性炭は、石炭やヤシ殻なとの炭素物質を原料とし、高温でガスと薬品と反応させて作られる炭素のことを指します。この活性炭が持っている特徴としては、直径10~200Å(※10Å=1nm)の微細孔があるという点が挙げられます。この微細孔は、炭素の内部に網目状に構成されていますが、この微細孔があることによってさまざまな物質を吸着できます。

例えば、リハロメタンやトリハロメタン前駆物質、アンモニア性窒素、アニオン系界面活性剤、農薬などの吸着・除去を行うことにより、安全な水の維持管理などに役立てられています。

活性炭ろ過槽のしくみ

活性炭ろ過槽とは、現在の排水処理施設に活性炭ろ過槽を追加することにより、水質の改善ができるようになるものです。この活性炭ろ過槽の仕組みは、下記のようになっています。

  1. すでに設置されている排水処理施設の槽内に設置したポンプで、槽の中の汚水を汲み上げる
  2. 汲み上げた汚水を活性ろ過槽にて浄化。その後、排水処理施設の放流部に戻す
  3. 余剰な汚水がある場合には、活性ろ過槽のオーバーフローによって排水施設に戻される

このような流れで汚水の浄化を行っていきますが、活性炭ろ過槽の特徴として、逆洗機能を持つことによって性能を維持しやすい構造である点が挙げられます。

また、この活性炭ろ過槽の特徴としては、コンパクトであるために狭い場所でも設置ができるという点や、大掛かりな工事は必要ないという点、さらにメンテナンスが簡単である点が挙げられます。活性炭ろ過槽の通常のメンテナンスは、活性炭の交換のみとなっているため、短い時間で完了させることができます。

活性炭のメリット

活性炭はさまざまな場面で活用できます。身近なところでいうと、水道原水の浄化や高度浄水処理などに使われているほか、たばこのフィルターや冷蔵庫の脱臭器、浄水器、使い捨てのカイロなどにも活性炭が使用されています。

そのほかにも、医薬品分野では液相脱色・分離生成、化学工業分野では工程ガス精製や分離、溶剤回収、各種排ガスの脱臭など非常に幅広い用途で使用できる点が活性炭のメリットのひとつであるといえるでしょう。

上記でご紹介しているように、排水処理施設で使用されている他にも、活性炭は身近に使用されているものです。

環境への影響

活性炭は、大気汚染や水質汚濁につながる原因物質の吸着除去に用いられていますが、近年工業化が進むにつれて深刻化する環境問題の取り組みとしても活性炭がさまざまな面で使用されています。

そのひとつが、活性炭を再生利用することによって資源のリサイクルにつなげられる点です。使用済みの活性炭は、一定の条件のもとで機能を回復させられれば、再度利用できるようになります。すなわち、活性炭を使用して汚染物質を吸着除去し、さらに使用済みの活性炭の性能を回復させて再利用することによって、環境負荷の低減にも貢献できると考えられています。

活性炭ろ過槽の導入で水質改善につなげられる

こちらの記事では、活性炭や活性炭ろ過槽について紹介してきました。コンパクトでメンテナンスが容易に行えるというメリットを持つ活性炭ろ過槽。省スペースで設置が可能であることから、さまざまな場所で活用できるといえるでしょう。活性炭ろ過槽を設置することで水質改善につなげられますので、必要に応じて導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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